※こちらの記事は2018年2月に日本マイクロソフトさんにメールインタビューをお願いした時の記事を再掲載したものです。​

【インタビュー】日本マイクロソフト 及部さんに気になることを聞いてみました

2017年はXbox One Xの発売を中心として様々な話題が多い一年でした。

話題が多いぶん、ユーザーさんの中でいろいろと疑問点や不満点も数多く目についたように思います。

『X買えないよ!もっと在庫増やして!』や『感謝祭はやらないの?』『このゲームは日本で発売されるの?』といった具合です。

もちろん我々ハコイチバのメンバー内でもいろいろと気になることは多く、メディアでの情報を見る限り疑問点ばかりが膨れ上がっていっていました。

『ならば実際に聞いてみよう』ということで今回日本マイクロソフトさんに連絡を取り、担当の方とメールインタビューという形でお話を聞くことができました。

その担当の方とは、日本マイクロソフト株式会社 コンシューマー&デバイス事業本部 マイクロソフトデバイス戦略本部の及部高宏さんです。

Xbox One Xにかかわる各ゲームメディアでの取材記事などでお名前を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

今回、我々のようなファンサイトの稚拙な質問に快くお答えいただいたことに非常に感謝しております。

もちろん、公開できないような質問内容もいくつかはあったのですが、公開できる範囲内でここに及部さんのご回答を公開させていただきます。(メールの文章に一切手を入れておりません)

Xboxユーザーなら気になる質問があるのではないでしょうか?

それではじっくりお楽しみ下さい。

 

【1】Xbox One Xに関して

1-1:Xbox One Xの供給について 

XboxOneXは発売直後から国内での品薄が続き、転売屋問題、発売タイミングの告知方法についてなど様々な意見がSNSなどで展開されて来ました。

2018年2月1日現在、一時期の品薄状態からは脱却したように思われます。

そこで、XboxOneXの現在および今後の供給状況について、また発売後の反響や手応えについてお聞かせください。

 

及部さん:

Xbox One X 発売以降年末まで販売が順調に推移し、当初想定していた12月中旬の需要の落ち着きが予想以上に高いところで推移したことにより、結果的に12月中旬から供給不足に陥る結果になってしまいました。

その後、年末年始の出荷が止まるタイミングになっても品切れが続き、ご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。

その後はもともとの1月以降の供給数と、増産分が1月中旬以降出荷され始め、今では長期の品切れなどにはならない供給量に戻すことができました。

 

皆さんからの反響については、非常に好意的なご意見を数多くいただいており、大変うれしく思っています。

本体については「意外に小さい!」 (個人的には「意外に重っ!」とも初めて手にした時思いましたが・・・)、ゲームについてマイクロソフト発売タイトルだけでなく、ゲーム パブリッシャーの皆さんのご協力により発売済みのタイトルも Xbox One X Enhanced 対応を実施していただくなど、「今までプレイしていたゲームが別物のようだ」など感想を書かれている皆さんもいらっしゃり、すでに Xbox One 本体をお持ちの皆さんが Xbox One X にアップグレードされた皆さんが多い印象を持っています。

 

1-2:世界同時発売実現に関して

XboxOneはこれまで日本国内において、DayOneもXboxOneSも北米に遅れての発売がなされてきました。

今回XboxOneXを全世界同時というタイミングで日本国内でも発売されたわけですが、どういった想いや苦労があったのでしょうか。

正直なところ、まさかの同時発売という印象でした。

とても驚きましたし、また嬉しかったです。(購入には少しばかり苦労しましたがフレンドさんが助けてくれました)

 

及部さん:

Game Watch さんのインタビューにも答えさせていただきましたが、私自身も世界同時発売を喜んでいる人間の一人です。

開発、生産チームも本体ソフトウェアのローカライズとテストの世界同時進行や、生産計画調整など、さまざまな努力があって実現したと思っています。

また、マーケティング的な側面では1年遅れならまだしも、数か月遅れて発売してしまうことによってボーナスシーズン前に Xbox One X が日本で売ってないというのは避けたいな、と思っていたのと、各国発売しているニュースで溢れかえっている時期に日本ではまだ発売していない、というのはお客さんの熱も冷めてしまうだろうな、というのもありました。

一方で、もう少し販売台数が確保できたタイミングで発売するというプランB も検討はされていましたが、Xbox 担当営業チーム (各販売店担当営業でゲーム バイヤーの皆さんと商談をしている担当者たち。割とゲーマー) と発売までのプランを説明している時に「日本でもいち早く入手したいユーザーの皆さんがいるのも事実なので準備早めて同発で行きません?」となり、発売までのスケジュールについても合意が取れたのでゲームショウ前に発売日発表をすることができました。

 

【2】ゲームソフトに関して 

2-1:国内発売ゲームのローカライズに関して

以前はMicrosoftさんの発売するゲームソフトは『日本語字幕+日本語吹き替え』対応でした。

ギアーズシリーズなどでは『あのマーカスの声でゲームをしたい』というユーザーさんは多いでしょう。

しかしForza Horison3あたりからでしょうか、『日本語字幕のみ』対応となりました。

特にがっかりしたのはギアーズ4から吹き替えがなくなったことだと思います。

そして今度発売されるSea of Thievesでは『英語字幕版を国内で発売』という対応になりました。(いずれアップデート対応されることを願っております)

我々ユーザーが一番不安なのは『今後、Microsoftのゲームは日本国内で発売されてもローカライズされないのだろうか?』というところです。

この辺りのローカライズに関するこれまでの経緯や今後の方針などお聞かせください。

 

及部さん:

基本的に各国からスタジオへのリクエストは日本に限らず常に「フル ローカライズ」です。

ただし、各開発スタジオの開発スケジュール、コストの考え方、ゲーム デザインなどにより個別に検討され、結果的に音声を含めたローカライズ、テキスト ローカライズ、ローカライズ無し、というレベルが決定されます。

前バージョンで音声もローカライズされていたにも関わらず、次バージョンでは英語音声になってしまうというのも起こっていることも事実で、ファンの皆さんをガッカリさせてしまって申し訳ないと思っていますが、今後のゲームはローカライズされないのか?というご質問に関しては、前述の通り、各スタジオが各ゲーム個別にローカライズ レベルを決定していることもあり、すべてローカライズされないということはありませんが、今後もその決定方針に変わりは無いと思います。

 

2-2:ギアーズオブウォー4国内発売に関して

ギアーズオブウォー4は当初『国内での販売はなし、ただし海外版に日本語字幕収録』という状況でした。

その後、日本国内でも正式に日本版の販売が行われました。(私も記念にパッケージを買い直しました)

このような状況はなぜ起こったのか、お聞かせいただければと思います。

個人的には『ぜひ日本国内でもギアーズ4を正式に発売したい!』いう強い熱意を感じました。(そして、ハコイチバ2号ハッシー&3号あずみより 『ギアーズ5も絶対に日本で発売してください!』とのことです)

 

及部さん:

Gears of War 5 についてお答えできることは現時点でありませんが、Gears of War 4 の日本発売については CERO 取得不可になる可能性がある部分の洗い出しなどさまざまな内部的な作業が海外版発売以降も行われており、結果的に遅れての発売となりました。

 

【3】海外で行われているXboxでのサービスの日本展開について 

3-1:Xbox Game Passに関して 

XboxGamePassは月々少額の支払いで数多くのゲームがプレイできる素晴らしいサービスだと思います。

今後Microsoftさんのゲームソフトに関しては全て発売日から対応して行くとの発表もありました。

今国内のXboxユーザーさんには、XboxOneXの発売で初めてXboxを体験した方や360から久しぶりに復帰した方がかなり多いと感じています。

このタイミングでGamePassが日本でも始まると一気に広まるのではないかと思いますが、今後の国内での対応予定に関して教えていただけますか。

日本からGamePassを対応したいという要望を出しているのか、などお聞きできればと思います。

 

及部さん:

現時点でお答えできる情報はありませんが、今後の発表をお待ちください。

 

3-2:Xbox デザインラボに関して 

先日実際に利用してみて『これは素晴らしい』と実感できたのがXbox DesignLabです。

オリジナルカラーのコントローラーが気軽に作れるなんて夢のようです。

Xboxユーザーはコントローラーへの愛着が強い方が多いと思いますので、是非実現していただきたいと思いますがその予定はありますか。

日本のMicrosoftストアから日本のクレジットカードで決済できるなら、多少の手数料も厭わないというユーザーさんは多いように思います。

実際、ハコイチバにてデザインラボを使った経緯をまとめたブログ記事はかなり反響がありました。

 

及部さん:

現在、Xbox Design Lab の日本での展開予定はありません。 (続けてのそっけない回答ですいません・・・)

 

【4】その他の質問について 

4-1:インサイドXBOXに関して 

インサイドXboxはかなり人気のコンテンツでしたが、今後のレギュラー配信の予定はないのでしょうか。(一時期復活していましたが)

This Week on Xboxとまではいかなくてもせめて『今月のXboxニュース』みたいなレギュラー番組があったらユーザーとしては嬉しいです。

トレーラー動画に声だけのせた動画でもいいと思いますし、手軽なネットラジオ的なものでも良いので是非検討していただきたいです。

 

及部さん:

ユーザーの皆さんにどのように情報を発信していくかについては常に検討させていただいており、映像コンテンツもその一環でした。

現時点では定期的な映像コンテンツの製作、配信の予定はありませんが、他の企画に私が出張して出演したりなど形を変えて皆さんに情報をお届けしていくよう今後も検討していきます。

 

4-2:XBOX感謝祭について 

今後Xbox感謝祭の予定はありますか。

泉水さんのころの秋葉原、その次の品川と非常に楽しいイベントでした。

品川でCupheadを体験したのも良い思い出です。

比較的小規模な体験会はその後も何度か行われていますが、XboxOneXで注目を集めている今こそ開催を期待したいところです。

 

及部さん:

現状 Xbox 感謝祭のような個別イベントを開催する予定はありません。

 

4-3:最後に

最後に国内のXboxユーザーへのメッセージをお願いいたします。

 

及部さん:

Xbox One X 発売という新しい節目を迎え、エンターテインメントのさまざまなカタチを皆さんに体験していただくべくさまざまなサービスを今後も日本でも順次できるよう調整しています。

是非今後も Xbox ファミリーの展開にご期待ください。

 

以上となります。

個人的には、感謝祭の予定がないというのが残念ではありましたが、ローカライズのお話などはなかなか普段聞くことができないのでとても興味深かったです。

また、同じように見えますが『予定がない』という回答と『今後の発表をお待ちください』という回答があるように、言葉を使い分けてらっしゃる部分もあり、これは期待しててもいいのかな?と思わされる部分も。

日本マイクロソフトさんは決してXboxをないがしろにはしていない、むしろ見えないところで一生懸命動いてくださっているというのを強く感じました。

ただ、それがうまく伝わっていない(伝えられない)のがユーザーとの距離感を感じさせてしまう一因になっているのだろうか?などとも思いました。

日本マイクロソフトのみなさん、及部さん、ご協力ありがとうございました!

メールインタビュー担当 中の人1号ナヴェ

​インタビュー実施:2018年2月

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