Zombie Army 4 : Dead War
発売日:2020/02/04
開発:Rebellion
販売:Rebellion
国内ストアにて配信
日本語字幕有
Xbox One Xエンハンスド:○
4K:○
HDR:○
クリアまでのプレイ時間:キャンペーン(4人協力プレイ・難易度ハード)およそ10~12時間、ホードモードあり
【好きなところ】
前作Zombie Army Trilogyから比べ、あらゆる点において進化している
ゾンビの頭を吹っ飛ばす楽しさにフォーカスを置いた作り
フレンドと一緒に大量のゾンビを撃ちまくるのは単純に楽しい
フォトモードの追加
同社のストレンジブリゲイドからの良いフィードバック
スキル、武器、ガジェットのカスタマイズなどリプレイにつながる要素の追加
敵の種類の増加
ステージごとのロケーション変化があり、イタリア(一部クロアチア)各地を転戦している感じが出ている
【いまいちなところ】
4人協力プレイならでは、という点に欠ける
各ステージのラストは物量で攻めてくるパターンがほとんど
キャラごとの能力差が感じにくい
キャラの外見カスタマイズは中途半端
B級ホラーな外見のわりに中身がまじめすぎる
ソロ専のプレーヤーにとっては楽しさが減少する可能性あり
【まとめ】
スナイパーエリートシリーズのスピンオフとして誕生したNati Zombie Army1と2
その1・2に新作3を加えて3本パックとして2015年にリリースされたZombie Army Trilogyの続編
前作(特に1.2)は本家スナイパーエリートシリーズのスピンオフに過ぎない出来だったが、今作はZombie Armyシリーズとして真の意味で独立したと言ってもいい
シナリオはあってないようなもの、前作で倒したはずのヒトラーがまた復活しヨーロッパ全土をゾンビ兵で埋め尽くす
4人協力プレイが推奨されているように、フレンドと一緒に遊ぶとその楽しさがいかんなく発揮される
逆にソロプレイは孤独に感じるかもしれない(AIの仲間キャラはいない)
ロケーションが多彩なのでフォトモードの追加は嬉しい
ゾンビの頭を吹っ飛ばし、様々なアングルで記念写真を撮ろう
ストレンジブリゲイドで採用されたスキルシステムを今作にも取り入れたことでリプレイ性がアップ
キャラを育てる楽しみができた
またスナイパーエリート4にあった武器の強化システムも導入
高難易度を遊ぶために武器やスキルを強化したくなる作り
前作まではセカンダリ武器はほぼ使い物にならなかったが、今作はサブマシンガンなどもちゃんと役に立つ(というか当たるようになった)
ガジェットも大幅に増え、特殊能力をそれぞれに二種のうちから選択して付与することができる
中ボスクラスの敵も若干ながら増加
もっと振り切ったデザインの敵に期待したがそこまでではなかったのは残念
せっかく廃動物園などもあるので、ゾンビ化した猛獣などが出てくることを期待したのだが…
もっとはじけたデザインのボスやバカげたシチュエーションがあっても良かった
ナチスの科学力を結集したメカニカルゾンビなどやってしまっても良かったのではないか(鉄の鎧を着こんだゾンビはいるが)
ギアーズシリーズでいうところのブルマックのような巨大な敵が出てきても楽しいのではないか
見上げるほどの巨大なゾンビを4人協力プレイで撃退するとかワクワクするのだが
ロケーションが多彩になり見た目の変化が大きくなったので、過去作よりステージごとの特徴が出来た
次作ではぜひ世界中を転戦してほしいとも思う
ドイツの同盟国であるイタリアが今回メインの舞台だったので、日本でサムライ突撃ゾンビなんかもやってほしい(無理か)
せっかく4人協力プレイ対応ではあるが、4人で遊ぶ意味を感じられるステージはほとんどない
せっかくの協力プレイなので二手に分かれてしまうところがあったりしてもいい
例えばスナイパーエリートのスピンオフということを活かして、遠くはなれた場所の仲間をスナイパーライフルでサポートするとか
ステージに散らばるアイテムを集めるようなギミックがある程度なのでちょっと残念
ナチスを取り入れたゲーム表現は今後いっそう難しくなるだろう
その点から見てもこのゲームが今後も続けられるのかどうかという懸念もある
だが、こういったB級テイストを取り入れた協力プレイのゾンビゲームは一定の需要があるはずなので、シリーズの継続を希望したい
2020/04/07 中の人1号 ナヴェ